谷口ヒーターズの『新世代商品』は、
表面処理(半導体製造、鍍金、塗装、洗浄)・化学処理・印刷などの装置と
そこで使用する薬液との関係に重点を置いた独自設計の加熱機器で、
一般的な電気ヒーターとは
仕様が根本的に異なります。
一般のヒーターは水・油(比重1.0以下)の加熱用に設計されていて薬液向きではありませんが、
『新世代商品』は、加熱する薬液に対するヒーターの耐薬性とともに、
下図のような薬液の比重や使用液温で分類したモデル毎の電熱設計による高い耐久性が特長となっています。
TG
仕様表示
薬液の比重 |
1.1MAX / 1.15MAX / 1.3MAX など
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液温 |
60℃MAX / 70℃MAX / 80℃MAX / 90℃MAX / 95℃MAX
35℃以下 / 100℃以上 など
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強酸・強アルカリから、弱酸・弱アルカリ・純水、ほかに廃液など、
多種多様な薬液に応じた高耐薬電熱設計は、
長年にわたり薬液加熱を研究し続けることで蓄積した
TG
HEATERS
のノウハウに基づいています。
例えば、市場でのステンレスヒーターの外管はSUS304が一般的ですが、
当社製品はSUS316から始まり、1997年には#300研磨仕上げ、
2014年にはSUS316L(低カーボン)の#400研磨仕上げ、
2020年の生産品からさらにグレードと品質を上げてSUS316Lの#600研磨仕上げになりました。
また、フッ素樹脂ヒーター・石英ヒーター・チタンヒーターも、
一般市場にない耐薬・耐熱性に優れた高品質・高純度の特殊な素材外管で仕上げ、
お客様に見えないところの部材まで耐久性を追求し続けています。
このように、
谷口ヒーターズは、各モデルをお客様のご要望にお応えしながら価格据え置きのまま品質を向上させてまいりました。
この経過については現行カタログに掲載しておりませんが、
当社製品が耐薬性および耐久性について高い信頼を得ている所以は、
ひたすら「高品質」を求め続けるTG☆プロ仕様
にあります。
しかし、「高品質」の製品製造に必要な希少材料の確保が困難になっている近年、
『新世代商品』の品質保持のため薬液加熱ヒーターの価格改定もやむを得ず、
2019年12月より新価格となりましたが、これからも高耐薬と本質安全設計を基礎に、
コストパフォーマンスの高い、ワーキングコストの安価な製品ご提供に
一層の努力を続けてまいります。
『新世代商品』の豊富なラインナップで、
《用途に最適なヒーター選択》のご相談を承っております。
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